番組やイベントVTR等の音声を聴きやすくするため、音を整える仕事です。
映像の音声に加え、ナレーション、効果音、BGMをバランスよく調整し作品の完成度を高めます。
番組の素材の確認や収録した音声のチャンネル表を確認します。
修正メールが届いているか等のチェックもします。
番組のナレーション収録もMAの仕事です。
ナレーション収録ではマイクやモニターのセッティングを行い、本番でトラブルがないように動作確認には注意を払います。
またラジオ等の音声コンテンツの収録をすることもあり、シチュエーションに合わせてマイクのセッティングを変更します。
実際にナレーターさんや芸人さんが来て収録をします。
ディレクターやクライアントの方々もいらっしゃると複数人に囲まれて緊張しますが、無事に終わると達成感を感じることができます。
マイク、BGM、SEのバランスを整えます。
マイクのノイズの除去や編集点を意識し、視聴者が番組を見て違和感を感じることがないように作業します。
番組ディレクターが立ち会い、番組を最初から最後までチェックします。
チェック後にディレクターの直してほしい部分の修正します。
修正した音声データと映像データを1つにし、納品作業をおこないます。
違和感なく聞いてもらえる音声をつくるのがこの仕事の役目です。もしMAを介さずに番組を放送すると、ノイズが酷かったり、音が被ったりして聞き取りづらいはずです。ディレクターやプロデューサーもそれを分かっているので、MAがいかに聴きやすくまとめるかが腕の見せどころだと思っています。プレビュー後、制作チームから直接「聴きやすくなった」と言われると、ミキサーとしてのやりがいを感じます。
MA業務は一人で黙々と作業をするイメージがありましたが、さまざまな方々とコミュニケーションを取って成り立つ仕事だと感じます。
「内容が聞き取りにくい」という理由で番組の魅力が伝わらないのはもったいないので、「番組を面白くしたい」という気持ちを奮い立たせて仕事をしています。