番組演出の意図に沿って、映像の色合いや明るさを管理する仕事です。
システムの責任者でもあります。
テレビスタジオなどのサブ(副調整室)の場合
それぞれの機材の設定ファイルを読み込み、動作確認を行います。
カメラ調整を行います。
グレースケールやチャートでベースの設定を行い、人物の顔色で複数台のカメラの色や明るさを同じに合わせていく作業です。
本番中は、カメラの動きに合わせて明るさも変わってしまうので、複数台のカメラを見比べて同じ明るさになるようにアイリス(カメラの明るさ)を調整します。
不規則に動くカメラを監視するので、本番中でも気は抜けません。
何かトラブルが起きた場合は、ケーブルを繋ぎ直したり別の方法で解決策を試して対処します。
本番終了後、問題なく音や映像が収録されているかを確認する為に、収録した素材の再生チェックをします。
設置した機材を撤収し、会社へ戻り機材を片付けます。
機材のトラブルや故障があれば原因追及を行います。
カメラマンや音声だけがテレビの技術の仕事として世間一般に知られていると思いますが、実は影では無くてはならない職種なんです。
時にはカメラマンや音声に相談されることもあり、現場のことをよく理解して様々な対応をするというとても責任感があり遣り甲斐を感じます。
最初は「まさかVEになるとは…。」という気持ちでしたが、やり始めると勿論覚えることや難しいこともたくさんありますが、それを結果にすると周りからも信頼されるような仕事です!
VEの主な業務は収録や配信システムの設計から配線したり、カメラの色味や明るさを違和感がないように調節するお仕事です。
入社したての頃は覚えることばかりで、先輩について行くことに必死でした。特殊な業務の為、分からないことも沢山出てきますが、その都度先輩方が丁寧に教えてくれるので安心して仕事ができます。
映像の見た目や配信のシステムといった重要な部分に関わる仕事なので、自分が感じるプレッシャーも責任も大きいですが、その分無事に仕事を終えた後の達成感で遣り甲斐を感じます。
まだまだ毎日反省することばかりで、正解を模索している最中ですが、周りの先輩に支えてもらいながら楽しく仕事をしています。